
日本の中学の途中からアメリカへフルタイム留学
私の息子は、現在中学2年生です。できれば、来年、中3に進級するタイミングで渡米してアメリカの高校1年生として入学することを希望しているので、果たしてそれが可能かを調べてみました。似たようなケースで興味がある方がいたら、ぜひ参考にお読みいただければと思います。
中学卒業証書はどうなるの?
ご存じのとおり、アメリカの高校1年生(9th Grade、フレッシュマン)は日本で言えば中学3年生にあたります。アメリカの学校は9月からスタートしますので、それまで日本の中学に通っていた場合は、中3の最初(4月)からか途中で休学して渡米することになります。
私たちが考える留学は、数ヶ月といった短期留学でなく、高校の4年間をアメリカで学ぶというフルタイム留学です。ですから、一度、日本の中3を休学して渡米したら卒業まで戻ってくることはありません。
今回のブログテーマは、上のようなケースの場合、日本の中卒資格、イコール、中学の卒業証書がもらえるのか、っていう話です。
卒業資格を与えるかどうかは校長が判断する
もし、あなたのお子さんが、春休みが終わった後、4月に入って中3に進学することなく、2年終了のまま渡米してそのままアメリカの高校に留学したとしましょう。その場合は、おそらく学校長としては、全く3年生として実績がない生徒に対しては卒業証書は授与できないという判断をすると思います。
仮にですが、少なくとも数ヶ月間3年生として在籍し、授業やテストのほか、生徒会活動、部活など、学校活動に参加した実績があれば、その生徒の素行が著しく悪いものでない限りは、おそらく、他の同級生同様、卒業資格が与えられると考えます。
学校(校長)は、教育委員会へ照会するなり問い合わせをした上で、最終的には校長の権限として卒業させるかどうかを判断し、決定することになる。これが、私が、地元の教育委員会と学校へ直接問い合わせをして得た答えです。
留学するとき住民票はどうなる
日本国内に現住所を有している場合は、その市町村役場に届出をすると住民票が作られます。また、日本の中学生として学校に入学すると、住民票に記載された住所をもとに学籍簿が作成され卒業まで管理される仕組みになっています。もし、途中で国内の別の市町村へ転出してそこの学校に転校した場合は、新たな住民票と学籍簿が作られることになります。
では、日本の中学校に通っている途中でアメリカへ渡り、そのままあちらの学校に入学すると住民票はどうなるんでしょうか。この件について、私の息子が留学を検討している米国にある私立高校の関係者に問い合わせた結果、日本人留学生としてアメリカ国内の私立高校へ入学する場合には、通称F-1と呼ばれる学生ビザを申請し取得しなければなりません。(F-1ビザの詳細や申請方法などは、別のブログで取り上げるつもりです。)
学生ビザは、留学生に与えられるものであり、あくまで日本国内に住所を有する学生が勉強のための一時的に米国内に滞在することを願い出て許可されるものです。ですから、日本の住民票はそのままであり、国内での転出のようにアメリカの住所移動をする必要はありません。
そもそも、日本の教育制度上は国内に住民票が存在しなくなった時点で、日本の学校での学籍というものがなくなるので、(仮に、住民票を移すようなことになったら)卒業資格うんぬんという話はできないことになるのです。
おわりに、
今回のブログでは、日本の中学校を卒業するのを待たずに、アメリカの高校の1年生として入学することになった場合の、日本での卒業資格について調べたことを取り上げました。
要点は2つです。
・住民票が日本にあるかぎり、学籍は消されない。
・学籍はあるけれど、休学している状況で卒業資格が与えられるかどうかは学校判断となる。
となります。
学校が卒業証書を授与するかどうかは、実際に学校に相談するのが一番良いと思います。私なりの意見としては、留学といったようなしっかりとした方針や実現可能な計画があることがとても重要だと思います。その上で、在学中は、勉強面だけでなくその他の活動に関して真面目に取り組み、授業日数や授業中の態度などが良好であれば、学校としては仮に途中で休学した場合であっても、エールを送る意味でも卒業証書を授与してくれるものだと思います。(いずれにしても、個別のケースごとに、学校へきちんと事前に問い合わせをすることをおすすめします。)